中古車へのこだわり

亡くなった父が新車にこだわりがあったように中古車にこだわりがある人も多いように思います。以前に住んでいた家の近所の方が、いつも高級車と言われる部類の車に乗っていて2、3年おきに車を買い変えていました。都会に住む人には理解し難い事かと思われますが田舎に住んでいると近所に住む人が車を買い変えるのは注目を浴び中にはわざわざ新しい車を見せて欲しいと言って内装までチェックする人がいます。
私もその中の一人なのか度々車を新しく買い変える近所の人を見て随分とお金があるのだと心の中で羨ましく思っていました。その車は毎回新車ばかりだと思っていたのですが誰かから中古車である事を聞き「あー!そうなんだ!」と納得して何故か少しホッとして親しみを感じました。中古車であれば度々買い変えをしても何となく納得が出来るものです。とにかく新車と言う物は値段が高いもので、その割に1年も乗らないうちに車自体の価値が半分以下になって査定をするとその価値の低さに愕然とするものです。どんな高級車に乗っていても同じで次も同じレベルの車を新車で購入しようと思うと、かなりの出費が必要で余程裕福な家庭でない限りは10年近く同じ車を乗り続ける事になってしまいます。その点、中古車であれば自分が乗りたい車を新車よりも随分と安い価格で購入する事が出来て、色々な車に乗りたいと思う人には中古車と言うのは大変魅力的です。
昔は中古車と言えば人の古で何だか良くないイメージがあったのですが中古車と言っても新車と変わりない位に綺麗で品質も良くなっています。中古車と言わなければ新車で購入したと思う人もきっと多いはずです。中には中古車には当たり外れがあると言う人もいますが、それは新車であっても同じ事が言えると思います。新車の場合は全てが新しいから新築の家と同じで気持ちが良いものですが現代社会では車も大変高価ですが家と違うのは一生乗り続ける事が出来ない高級な消耗品だと言う事です。例えば300万で新車で購入した車であっても10年乗れば限界で、同じ車を中古車で半額の150万で購入し5年で乗り変えると単純計算では1年に簡算すると同じ金額ですが転換や多くの車種に乗ってみたい人には中古車の方がお得に思えます。車も10年も乗ると随分古く感じて愛着はあってもあちこちとガタが来て次の購入の際には下取りも殆んど無く反対にスクラップ代を取られるような時代です。
以前に主人と都会の人はこだわりなく中古車を良く購入し何度も乗り変えをしますが田舎に住む人は特に新車にこだわりがあるようだと話した事を思い出します。現代社会では中古車は大変魅力的に思えます。